この連休は海の日があり、マリーナの混雑が予想されたが、それほどでもなかった。実はひどい赤潮で近場は釣れないのだという。実際、桟橋から見下ろした海の色は麦茶色とかコーヒー色のような濁った色をしていた。
土曜日は予定が入っていたため、2時間ほど海に出たが、やはり何もあがらなかった。
しかし、今週遠征を取りやめた理由は赤潮ではない、「ガス」である。近海で多発している海の事故が物語るように、海はガスに覆われていた。7月のこの時期には珍しいことではない。というのも「海霧」という語は夏の季語になっているそうなのだから。
金曜の夜から大島では南西10m前後の風が吹いていた。うねりもあることだろう。結局、風がやみそうにないため、近場で深場釣りをすることにした。
水深190mくらいのところで反応がみつかり、小型のキンメがあがったが、本命はボウズ。午前から粘って大した釣果がない。もうすぐ、満潮の潮止まりを迎える時刻となり、Captainは、いつも12月に型のよいアコウがあがるポイントを今週最後の釣り場に決めた。
投入して間もなく大きなアタリ。かなり重い様子。しかも水面近くまで引き続けていた。電動リールが0mという数値を表示したが、ラインは右舷から左舷側へ斜めに入り、なかなか魚体が見えない。仕掛けをたぐりよせると、目が大きく飛び出た赤い魚体が現れた。3.2kgのアコウだった。
Captainはポイントが正しいことを確認するために続けて投入した。すぐにアタリ。今回はそれほど重くもなく、引きも小さい。しかし、やはりアコウがあがった。
このポイントでは2年連続で12月に良型のあこうがあがったのだが、昨年末はバラムツ3連発で、その後はあがっていなかった。
このあこう、さばいてみると、非常に脂がのっていた。刺身も今までの淡白で硬い身とは違い、脂が乗ってやわらかかった。もしかして、あこうの旬は夏なのだろうか?
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良型のアコウダイ
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