予報では12時前後だけ、風が６という嫌なものでしたが、海を見る限り、ベタ凪ぎ状態。問題はないだろうということで出港しました。
佐島へ移ってからのランチクルーズは初めてなので、逗子、葉山、シーボニアのどこにしようかと迷いましたが、帰りの風を考えてシーボニアに食事係留の予約を入れて出港しました。
12月に入ったというのにお天気も良く、凪いでいたので、滑走時の風がとても心地良かったです。ゆっくり走ったのに15分ほどで着いてしまいました。ビジターバースもとても着けやすい場所にあったので、初めてでも楽でした。
南国風の木があり、海に囲まれているシーボニアは、リゾートな感じでとてもきれいでした。食事もとてもリーズナブルで美味しかったです。また是非、行きたいと思います。
シーボニアに向かう途中、魚の気配があったので、帰りにちょっと曳いてみましたが全くダメ。やはり、魚は待っていてくれませんでした。
おまけに偽の鳥山にはすっかり騙されました。実際、トローリングのリールが鳴ったのですが、あまりにも突然で（ひどいコンディションに驚いて心の準備が全くできてませんでした）、ロッドフキを取ってロッドを取った時には手ごたえは全くなく、何故かイワシが針にかかっていました。
漁師も曳いているし、このようなコンディションでトローリング以外で釣れた経験はなかったし、つい意固地になって「続けたい」と私が言ってしまいました。
鳥はいるけど、魚はかからず、私たちが流しているそばの鳥をめがけてカッとんで来た遊漁船からなんとルアーが飛んできました。ひどいナライであまり役に立たないヒコーキやラビットをわざわざ他船にわかりやすいように付けて流していたのに、そこにルアーを投げたわけです。まだ遊漁船が止まっていなかったので、多分船長のGOサインも出ていなかったと思います。案の定、こちらのラインとおまつりました。ラインはどんどん出て行き、更には漁師の曳き船までやってきました。漁師に迷惑をかけてはいけないと思いましたが、なんとか漁師とは絡まずに済みました。
こちらのラインを切るしかないと思ったところで、遊漁船の非常識な釣り人の方でラインを切ってくれて、なんとか巻き取ることができました。
非常識には常識でお返しというCaptainまっこの判断で、わざわざ遊漁船の近くまで行って、ルアーを返してあげました。
そんなつまらないことで時間がつぶれていき、チェックアウトの納竿まで1時間半くらいに迫ったところで、「アマダイやります」というCaptainまっこに任せて、中深場へ移動しました。
100m前後の水深を今回もまた、手巻きのリール＆沖竿で挑戦です。
すぐにYUKIさんが何かを釣りました。見ると、初鬼カサゴです。鬼カサゴは釣るのも見るのも初めてだったので、危うく触ってしまいそうでした。触れば手がグローブになるそうなので要注意の魚です。
さて、鬼カサゴが釣れるということは岩場かもしれないので、ちょっとアマダイポイントから外れているかも．．．なんて思っていると、ひめますちゃんがオキトラギスをあげました。よしよし、この間もオキトラギスが釣れているポイントでアマダイが釣れたので釣れるかもしれないと思いました。
投入のたびに外道が釣れましたが、トラギス１０にアマダイ１なんだから、まだまだと言いながら誘っていると、ひめますちゃんのロッドが重い！「まさか、おまつってないよね？」と言うと、慌てたYUKIさんが巻き上げ始め「おまつってない。巻ける」と．．．
上がってきたのは、前回まっこが釣った36cmよりはかなり小振りですが立派なアマダイでした！
まっこが「アマダイ村だから、早く仕掛けを落として」とYUKIさんに声をかけると、今度はYUKIさんが「重い」と．．．上がってきたのはさらに大きなアマダイです。
飛び入り参加のYUKIさんに大きなアマダイを釣られて悔しいひめますちゃんが必死に誘い続けると、竿がものすごくしなり、大物の予感。
これは大きい！と期待しながら上げていると、まっこが「ポンピングするといいよ」と．．．
しかし！ポンピングを始めるや否や、軽くなりました。ばれました。
あまりの悔しさに、デッドボールをぶつけられて暴れるメジャーリーガーのように荒れ始め、超不機嫌モードに。その後の誘いも空しく、釣れないので「どんどん深くなってるし、ポイントずれてるんじゃないの？」
「じゃぁ、最初のアマダイ村に戻ります！」というCaptainまっこの声で、ひめますちゃんが仕掛けを上げ始めると、んん？重い。何か釣れてる。
上がってきた赤い魚を見て、（キンメダイ？）いえ、なんかヒレがびらびらして変な魚です。とりあえず、釣魚図鑑で調べてからリリースしようと思って、デッキに放っておいたら「チカメキントキ」という魚と判明。とりあえず、キープしました。（お造りにもするような魚だったのでリリースしなくて良かったです）
「アマダイ村に戻りました」の声と同時に、ひめますちゃんが仕掛けを投入、底をとってから誘い始めると、来ました！上げ始めると、今度はグングンという強烈な引き。
よっしゃぁ！これはアマダイだ!と、頑張って100m手巻きで上げると、30cmながら太ったアマダイ君が現れました！
「もう時間だから帰ります」
「えー！！もっと釣りた〜い」というひめますちゃんの願いは届かず、納竿となりました。
今回、前半は私のせいで惨敗でしたが、後半ほんの1時間半でしたが、船長（Captainまっこ）がアマダイ村を探してくれて、何とかおかずが釣れました。
それにしてもバラした後、あれだけ不機嫌だったのに、もう１尾釣っただけで大喜びで超ゴキゲンモードになってしまったひめますちゃんに呆れ果てていた船長とYUKIさんでした。
今日はひどいコンディションだったので、男性陣は2人とも酔ってしまったそうです。薬を飲んでいたとはいえ、釣りに一喜一憂していたひめますちゃんは酔いとは無縁でした。
 シーボニアビジター桟橋 |
 レストランをバックに |
 今日の釣果アマダイ他 |
今回のメニュー： アマダイの酒蒸し、 アマダイアラ煮、 アマダイの一夜干し、 キントキのお造り |
(ひめますちゃんはバラしたのを人のせいにして荒れてました。困ったものです。)